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■ハチは黒色に寄ってくる?
スズメバチは外敵や、人を攻撃する際には黒い服や目や髪の毛などを襲うのは有名な話です。
ハイキングや山登りのときには白っぽい服の方がハチに刺されにくいと言われています。
色々な諸説がありますが寄ってくる色に関しては、まだハッキリした事は知られていないのが現状です。
ハチは樹液や果実などに寄ってくるので嗅覚に頼っている割合が多いとも考えられ
ハイキングや山登りの時には白色の服を身に付け、香水や整髪料(種類、臭いにもよります)などの
臭いのある物などは付けずに行くのが安全と言えるでしょう。
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■スズメバチに遭遇した場合は?
まずは落ち着いて、手で払ったり、走って逃げたりしないで下さい。
カチカチと顎を鳴らしている状態は警戒状態なので、ゆっくりと刺激しないように、
その場から離れて下さい。(カチカチと警告音を鳴らさずにいきなり襲ってくる場合もあるので注意して下さい。)
山登りやハイキングの時には周囲をよく注意してスズメバチを確認出来た場合は、その場を避けて
回り道をしましょう。走って通り過ぎるなどは決してしないで下さい。
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■ハチ毒の危険性は?
最近では例年のようにスズメバチの被害は取りざたされ死亡事故なども起きています。
しかしハチ毒自体で死亡にいたるケースは稀で、多くの場合はハチ毒による
アナフィラキシーショックによるものが主です。
スズメバチに一度刺された人はこのアナフィラキシーショックが起きる可能性が高くなるので
一度刺された人はスズメバチの駆除や、イタズラに巣を刺激したり絶対にしないで下さい。
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■アナフィラキシーショックとは?
ハチの毒や薬物によって起こるアレルギー症状をアナフィラキシーと呼びます。
命のおびやかすような危険な状況に陥ってしまうことをアナフィラキシーショックと呼びます。
通常は初めてバチに刺された人などは患部が赤く腫れる程度で死亡するケースは稀です。
しかし刺された時に体内に入った毒が原因で体内に「抗体」が出来ます。
そして二回目以降にハチに刺された場合は抗原(ハチの毒)と抗体がアレルギー反応を起こし
この反応により呼吸困難や意識障害、血圧低下などが短時間(刺されて30分以内)でおきます。
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■ハチに刺された場合の対処方法
①刺された患部の毒を除いて下さい。ポイズンリムーバを使用する。指でツマミ押し出す。など
②患部を清水などでよく洗浄して冷やして下さい。※アンモニアでの消毒は効力はありません。
③抗ヒスタミン剤があれば塗って下さい。
④これはおくまでも応急処置なので、すぐに医師の診断を受けて下さい。 |